「卓球台がないとサーブの練習はできませんよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「アマゾンで売っているのは陰の物ばかりみたいですが、陰の卓球台でも効果はあるのでしょうか。」

「効果は多少あると思いますが、陰の物を所有しているマイナスの効果の方が大きいと思います。」

「卓球台は大きいので、強い陰になってしまうのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。形が長方形なので背骨を通って、頭を回り、鼻の下で終わる督脈の気の流れが悪くなります。また、色が緑なので肺の機能が低下します。」

「肺の機能が低下するのでは、困りますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。陽のものが手に入らなければ、自分で作るしかないと思います。」

「卓球台を素人が作れるものでしょうか」と町会長。

「サーブの練習をするだけであれば、工作が苦手な人でも簡単にできます。台の大きさと高さを正規のものとほぼ同じにすれば、高い効果が出ます。」

「卓球台のような幅の広い板は売っていないと思いますが」と町会長。

「おっしゃる通りです。ホームセンターなどで、厚さが12ミリ、幅が910ミリ、長さが1820ミリのコンパネか合板が手に入ります。」

「卓球台の大きさは、どのくらいあるのですか」と町会長。

「幅が1525ミリ、2台合わせた台の長さが2740ミリです。」

「それでは、コンパネや合板で素人が作るのは不可能です。僕が作ることは絶対にできません。」

「ホームセンターの木材カットサービスを使えばできます。自分で切る必要がありませんから。」

「どこのホームセンターでも、木材カットサービスをやっているのですか」と町会長。

「ウェブで調べてもはっきりしないので、近くのケーヨーデーツーに電話したら、1カット50円だと言っていました。ウェブだと1カット10円とか20円のところもあるようですが、ホームセンターに関する情報は見つかりませんでした。」

「ケーヨーデーツーでは、厚さが12ミリ、幅が910ミリ、長さが1820ミリのコンパネか合板も売っているのですか」と町会長。

「1280円で、その大きさの合板を売っていましたが、電話では陰陽が分からないので、注文できませんでした。」

「コンパネや合板には陰の物があるのですね。」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「カットは、どのように頼めばいいのですか」と町会長。

「陽のものが5枚必要です。」

「5枚も必要なのですか」と町会長。

「台を作るだけなら、3枚あればいいのですが、2枚は台の高さを調整するのに使います。卓球台と同じくらいの高さのテーブルか台があれば、この2枚は必要がありません。」

2020/3/5


<筆者の一言>
毎日、玄米と赤米とハト麦を混ぜて炊いたものを食べているのだが、息子が昼食に陽のものを食べることができなくなってしまったので、会社でチンするだけで食べられる発芽玄米ごはんを昼食に使っていた。まとめて買っておくので、非常食にもなる。

ところが、2月7日にアマゾンで注文しようとしたら、プライムだったのがプライムではなくなり、届くのが2週間ほど先になっていた。届くのが2週間ほど先というのは、最近のアマゾンでは滅多にないことだ。『発芽米ごはん』で検索すると、同じデザインの容器に入った値上げされた陰の発芽玄米ごはんがあった。

メーカーは、陰の発芽玄米ごはんの開発に成功したので、値上げして一儲けしようと考えたに違いない。届くのが2週間先であれば、キャンセルして陰の発芽玄米ごはんを買ってくれると思ったに違いない。しかし、メーカーの思い通りにはいかなかったようで、陽の発芽玄米ごはんは、すぐプライムに戻った。

その時、試みに、『玄米ごはん』で検索すると、表示されたのは陰の玄米ごはんばかりだった。東洋医学的には、陽の玄米ごはんを食べると脳や体が緩み、長生きできるが、陰の玄米ご飯を食べると命を縮めることになる。陰の玄米ごはんは、思い切り陰が強いので、潜在意識が好むのだろう。

長生きしたい人にとっては、陰の玄米ごはんより恐ろしいものがある。アケビやある種のキウイだ。両方とも喉や督脈が緩むので、完全に陰の物を遠ざけて、毎日食べれば若返る可能性がある。パワーも極めて強い。

最初は、『アケビこそ探し求めていたものだ』と思った。気がついたのが9月だったので、ウェブでアケビが手に入った。1万円ほど購入して冷蔵庫の冷凍室に保存した。

参考のために、アケビの料理を画像検索すると、全て驚くほどの陰だった。アケビの産地の山形県の郷土料理も驚くほどの陰だった。アケビを食べている人は、長生きしたいからではなく、潜在意識が早く死にたいから食べているのだ。

冷凍室に入れておいたアケビは驚くべき変化を示した。カチカチに冷凍しておいても陰になるのが進行しているのだ。冷凍しておいたのは、皮が割れていないものだったが、皮の一部がわずかにざらつき、色が少し濃くなったところから陰になっていくようなのだ。色がわずかに変質した小さな点を包丁で削っていくと、たくさんの種を含んでいる果肉の部分にまで達していて、果肉そのものが陰になってしまっている。小さなアケビで、皮がきれいなものでも、熟すと割れる部分に一直線に入っている薄茶の線が果肉まで達していて、陰になってしまっている。

息子にみせると、『大丈夫そうだね』と言った。アケビの効果が分かっているので、食べたいという気持ちが『大丈夫そうだね』と言わせるのだろう。アケビを食べる人は、皆、息子のようになってしまうようだ。

陰になる原因は地衣類だと推定している。地衣類は苔のように見えるが、菌類と藻類が共生したものだ。樹皮や土、石などの上に生えている。『地衣類のふしぎ』という本には、『日本で約1500種、世界中で約20,000種が報告されている・・・地衣類の分布域は広く、温帯はもちろん、南極大陸や北極圏、高山、砂漠、熱帯雨林のように、低温、高温、乾燥、湿潤などの厳しい環境下でも生育する』と書かれている。南極大陸で生育するのだから、冷凍にしたアケビの中でも生育するのだろう。顕微鏡で同定したわけではないが、アケビを陰にするのは地衣類しか考えられない。

余談になるが、マツ科樹木に発生する感染症で、『マツ材線虫病』と呼ばれるものがある。一般には、線虫を接種したマツが枯死したことから線虫がマツを枯死させる原因であると考えられているが、僕は、『マツ材線虫病』の原因は地衣類だと考えている。

あけびを毎日食べるのが難しいことに気がついたので、何か他に変わりがないかと探していたら、アマゾンですぐに見つかった。サンゴールドキウイというニュージーランド産のキウイだ。息子を呼んで、画像を見させると、『アケビに代わりになるのは、これだね』と言った。

僕は、国産のサンゴールドキウイがないか探してみた。アケビと同じでニュージーランドから輸送したら陰になってしまう可能性が高いと思ったからだ。すぐに国産のサンゴールドキウイが見つかった。サイトには『すべてニュージーランドと同等の基準をクリアーし・・・』と書かれていた。『これだね』と思って、25~27個と書かれていた約3kgのをすぐ注文すると翌日届いた。

一見して半分にしたキウイが適量だと思ったので、息子と毎日半分ずつ食べた。効果はアケビより大きかった。『なんてラッキーなんだ。これじゃー、絶対若返る』と思った。

ところが、1週間もしないうちに、陰のキウイが出て来た。購入する前から、こういうものはアケビと同じで、何の問題もないように見えても恐ろしいほどの陰になってしまうに違いないと考えていた。しかし、人間というのは、大きな効果がある高価なものなので、『これくらいなら大丈夫』と考えて食べてしまうにちがいないとも考えていた。陰になったキウイを見て、細心の注意を払わないと大変なことになると思った。

試みに、息子に『このキウイどう?』と聞いてみた。思った通り、『大丈夫そうだね』という答えが返ってきた。そこで、他のキウイと並べて見せたら、陰だということに気がついた。翌日からキウイはどんどん陰になり、半分以上捨てることになった。しかし、2週間食べることができた。

途中で、包装容器が強い陰なのに気がついた。これは陰好きの人が売っているのだと思った。念のため、販売サイトを見てみると、画像のキウイは恐ろしいほどの陰だった。イノシシが強い孟宗竹の陰のため、陰陽が分からなくなり、孟宗竹に顔をこすりつけたのと同じことが親子に起ったのだ。

調べてみると、このキウイが好きな人は、1週間ほど熟成させて、恐ろしいほどの陰にして食べている。普通のキウイを冷凍にして食べる人がいるが、アケビと同じで強い陰になる。ジュースも、ドライフルーツも驚くほど強い陰だ。若返りそうなほど効果があるものは、なぜか急激な老化と隣り合わせになっている。

2023/2/14